「ここぞ!」にそなえる災害食トレーニング
おいしいランチで防災準備
東日本大震災からちょうど14年となった今年の3月11日。アルモニーではその日のランチタイム、災害時を想定した『防災食』をご利用者様に召し上がっていただきました。
施設としての取り組みはこれが初めてではなく、3.11の他にも、9.11(防災の日)はもちろん、災害用備蓄食品の賞味期限のタイミングなどを合わせて、毎年5回ほどは災害に向けた食事訓練を行っています。
災害は突然起こります。前もって準備や心構えをしておくには、定期的な避難訓練と合わせ『食事訓練』もとても重要なものとなってきます。被災して施設に留まることを余儀なくされたとき、避難や復旧に向けたみなさんの心や体をケアしてくれるもの、それはなんといっても「食事」ではないでしょうか。
それには災害時に我慢して“災害用の備蓄を食べる”というイメージではなく、日頃のランチタイムでおいしく食べ慣れておく、ということが、アルモニーの「災害食トレーニング」の大事なポイントです。
同時に、調理員や職員の確かな知識や準備がとても大事となってきます。“おいしくあたたかい”災害食を作るには、災害用の炊き出し窯やカセットコンロ、それを使うための発電機、軽量の使い捨て食器など、必要なものが予想以上にたくさん。訓練の想定によって方法は異なるものの、ライフラインがストップした状況を想定し、各保管場所や使用方法を確認しながら、準備・調理・配膳などを細かくシミュレーションしていきます。

今回は炊き出し窯を使用してでワンパン方式で作るパスタや、缶入りの杏仁豆腐などを提供。被災したときでもこんな料理を食べられたらきっと元気に乗り越えらえる、そんなおいしさでした。
この訓練が初体験という調理員もおり、災害や被災をリアルに想定する重要性とあわせ、日々当たり前においしくあたたかい料理を食べていただけることの感謝も深められたように感じます。
災害が起こらないことをまずは何より祈りながら、被災しても“おいしい食事”を第一に実現できるよう、次回の訓練からも内容の改善や向上を図っていきます。
